「福島ストップDiabetes 講習会」のご案内


糖尿病は放置すると、網膜症・腎症・神経障害などの3大合併症に加え、梗塞、癌、認知症、歯周病、骨折・転倒(「しめじ+こがにのはこ」とおぼえます)などさまざまな慢性合併症を引き起こします。糖尿病の治療が遅れれたり不十分であれば、慢性合併症はQOLを著しく低下させ、健康長寿をそこないます。

最近、糖尿病の治療法は大きく進歩し、慢性合併症を減らす標準的な方法が世界的に確立されつつあります。しかしこのような糖尿病の標準的診療は、日本全体でも福島県でも、まだ十分に広まっていません。

福島県では、高齢者と肥満者の割合が全国に比べ大きく増加しており、この二つで糖尿病有病者と慢性合併症がますます増加すると予想されます。実際、福島県では、透析導入における糖尿病腎症の割合が全国平均よりも大きく、心筋梗塞、脳卒中の発症や死亡率が多いこともよく知られています。これらに糖尿病治療の遅れ、不十分な糖尿病治療が大きく関わっていると思います。

そこで、福島県と福島県医師会では、福島県民の糖尿病発症および糖尿病の重症化予防(合併症予防)をめざし、以下の福島県糖尿病重症化予防対策事業を開始いたしました。福島県で糖尿病の発症予防や重症化予防に関わる医師、医療関係者や行政の方々におかれましては、本事業にご参画いただき、福島県民の健康長寿を目指して、力をあわせてまいりましょう。

事業内容(概略)


  • 福島ストップDiabetes 講習会(糖尿病重症化予防講習会)の開催

1) 目的:かかりつけ医の糖尿病診療の向上・標準化を図ること、かかりつけ医と糖尿病専門医、市町村等との連携強化を図ること。

2) 研修内容:福島県糖尿病対策推進会議で研修カリキュラムを策定(ベーシック:30分、5コマ、アドバンスト:来年度予定)

3) 対象者 県内で糖尿病診療を担うすべてのかかりつけ医(ご専門を問わない)

4) 開催回数及び場所 (令和元年度)計6回:県北、県中、県南、会津、いわき、双相

5) 受講者には受講修了証を発行し、同意者をHPに記載する。

  • 福島県医師会ホームページ内に糖尿病重症化予防対策事業の専用ページを作成し、医師、コメディカル、住民・患者向けに、糖尿病に関わる有益な情報を発信する。

2019年 7月16日

福島県糖尿病対策推進会議 島袋充生

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〒960-1295 福島県福島市光が丘1番地

公立大学法人 福島県立医科大学

糖尿病内分泌代謝内科学講座

島袋 充生(しまぶくろ みちお)

福島県立医科大学 糖尿病内分泌代謝内科学講座 公式HP http://fmudem.fmu.ac.jp/

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